(自分メモ)Meltdown・SpectreのGoogle Project Zeroの報告内容について
Debian Jessie以前で最近のLinuxカーネルをmake-kpkgする際に"missing REPORTING-BUGS"に陥った際の対処
本記事はDebian/Ubuntu Advent Calendar 2017の12/17(日)向けに書いてみた小ネタです。
Debian Jessieを今だに抜け出せず、使い続けているのもアレなのですが、Jessieでmake-kpkgで最近のLinuxカーネルをビルドしようとすると"missing REPORTING-BUGS"というエラーに陥るので、その対処方法について記事にしてみます。
続きを読むQEMU/実機共に起動できるDebianをUSBフラッシュメモリに構築する
本記事は少し早いですがDebian/Ubuntu Advent Calendar 2017の12/12(火)向けに書いた記事です。Debian関係で最近やったことを記事にしてみます。
Linuxカーネルのブロックレイヤー向けドライバを動かしてみる時などに、Linuxカーネルごと別の環境が欲しくなります。複数台PCを持っていなかったりすると、仮想マシンとして立ち上げることを考えますが、実行速度を求めたい時など、仮想環境を直接PC上で実行したい時もあります。
本記事ではQEMU上でも実機上でも起動できるDebian環境をUSBフラッシュメモリへ構築する方法を紹介します。
といっても、結論から書くと単にQEMUを使用してUSBフラッシュメモリへインストールするだけです。ただし、UEFI向けにインストールする場合、少し変更が必要な箇所があります。
続きを読むQEMU上で'_'(アンダーバー)を入力できない問題の解決法(debian packageへのコード修正・再ビルド)
少し早いですが、本記事はDebian/Ubuntu Advent Calendar 2017の12/7(木)の記事として書いてみたものです。
qemu-system-x86_64(qemu-system-x86パッケージ、バージョン:1:2.1+dfsg-12+deb8u6)を使用していて、ゲスト上で'_'(アンダーバー)を入力できないという問題がありました。
ソースコードの修正が必要で、以下の記事等で修正方法が紹介されています。
Debianパッケージのソースコードを取得して、ソースコード修正し、debパッケージ再生成を行ってみましたので、
この記事ではその手順をまとめておきます。
手順1. パッケージのビルドに必要なパッケージをインストール
$ sudo apt-get build-dep qemu-system-x86
手順3. ソースコード修正
qemu-2.1+dfsg/ui/x_keymap.c を以下のように修正
--- a/ui/x_keymap.c 2013-08-09 07:40:09.530318381 +0900 +++ b/ui/x_keymap.c 2013-08-09 07:38:27.310309931 +0900 @@ -94,7 +94,7 @@ */ static const uint8_t evdev_keycode_to_pc_keycode[61] = { - 0, /* 97 EVDEV - RO ("Internet" Keyboards) */ + 0x73, /* 97 EVDEV - RO ("Internet" Keyboards) */ 0, /* 98 EVDEV - KATA (Katakana) */ 0, /* 99 EVDEV - HIRA (Hiragana) */ 0x79, /* 100 EVDEV - HENK (Henkan) */
手順4. debパッケージ再生成
$ cd qemu-2.1+dfsg $ dpkg-buildpackage -rfakeroot -uc -b
自作OS(OS5)のUEFI+x86_64対応でやったこと/やっていること(そして-fPIEの謎挙動)
少し早いですが、この記事は「自作OS Advent Calendar 2017」の12/3(日)の記事です。
自作OS(OS5、GitHub)の「UEFI + x86_64」対応で
- やったこと(masterブランチへマージ済の内容)
- やっていること(作業ブランチで作業中の内容)、そして-fPIEの謎挙動
を紹介します。
続きを読む技術書典3でフルスクラッチのUEFIベアメタルプログラミング本 パート2出します!
技術書典3へ、サークル名"へにゃぺんて"、配置場所"か13"で↑の本を出します!
(相変わらず、PC画面の写真が表紙です。)
EDK2やgnu-efiといった開発環境やツールチェインを使わず、
エディタとコンパイラのみのフルスクラッチでUEFIファームウェアを叩く本のパート2です。
前著で紹介しきれなかったTIPS等を紹介する本になっています。
既刊の"Ohgami's Commentary on OS5"と、
前著"フルスクラッチで作る!UEFIベアメタルプログラミング"(パート1)も持っていきますので、
技術書典3へお越しの際、ご興味があればぜひお立ち寄りください!
(既刊同様に、PDF版は頒布日以降に http://yuma.ohgami.jp で公開します。)
目次は↓の"続きを読む"から
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