.awesomercで上部のバーにアイコンを追加するには

awesomeのバージョンが2系の場合、設定ファイルは

 ~/.awesomerc

というファイルになります。

(最新のバージョン3系の場合は「~/.config/awesome/rc.lua」です。)


上部のバーにアプリケーション起動用のアイコンを追加する設定について書いてみます。


.awesomercの構成について

man awesomerc

にも書かれていることですが、

.awesomercは
screen, rules, keys, mouse, menu
という5つのセクションに分かれています。


細かいことはよく分かっていませんが、
どうやらそれぞれのセクションはこんなことを意味しているみたいです。

screen
rules
  • ルールの設定・・(?)
keys
  • キーバインドの設定
    • キーの組み合わせで起動するアプリケーションの設定等
mouse
  • マウスバインドの設定
    • マウス操作によって起動するアプリケーションの設定等
menu
  • デフォルトではセクションすら作られていない・・なんだろう(?)

上部のバーにアプリケーション起動用アイコンを追加するには

全体すべてを理解していなくても、
ひとまず上部のバーにアイコンを追加する方法は分かりました。


デフォルトだと一番始めに記述されている
screen 0 セクション内の statusbar mystatusbar セクション内に

iconbox logo
{
    image = "/usr/share/awesome/icons/awesome16.png"
    mouse
    {
        button = "1"
        command = "spawn"
        arg = "exec x-terminal-emulator -e man awesome"
    }
}

という記述があります。


これがバーの一番右にある man awesome を表示してくれるアイコンに対応しており、
これを参考に例えば下記のようなものを iconbox logo セクションの上に追加すると、
ファイルマネージャNautilusを起動するアイコンを追加できます。

iconbox nautilus
{
    image = "/usr/share/icons/hicolor/24x24/apps/nautilus.png"
    mouse
    {
        button = "1"
        command = "spawn"
        arg = "nautilus --no-desktop"
    }
}


image にアイコンのパス、
mouse セクション内の
button がクリックするボタン番号("1"で通常の左クリックです)
command が実行されるコマンド
arg が実行されるコマンドの引数
となっています。

command に関しては、"spawn"を指定して、
arg でその引数として具体的に実行されるコマンドを指定した方が良いようです。