マイク入力の録音

「arecord」というコマンドを使うと、コマンドライン操作で、マイク入力の録音ができます。

使い方

amixerコマンドや、google-volume-controlなどで、マイク入力を有効にしたあと、以下の例の様にWAVファイルへ出力できます。


3秒間録音し、「out.wav」というファイルへ保存

$ arecord -d 3 out.wav


上記のやり方でもできますが、以下の様に条件を追加するとより高音質に録音できます。

$ arecord -t wav -f dat -d 3 out.wav
  • 「-t wav」
    • ファイル形式に「WAV」を指定
  • 「-f dat」
    • 「-f S16_LE -c2 -r48000」の短縮形
    • 16 bit little endian, 48000, stereo


よく見る例では、
「-f cd」
としている例が多いけれども、
これは、「-f S16_LE -c2 -r44100」の短縮形で、
「-f dat」
の時よりも、サンプリング周波数が低いです。


保存したファイルを利用する際にこちらの方が良い場合があるのかも知れませんが、
こちらでは「-f dat」で紹介しました。

応用

なお、「lame」コマンドによるMP3エンコードが利用できる場合、
以下の様にワンライナーでMP3へのエンコードまで行えます。

$ arecord -t wav -f dat -d 3 -q | lame -b 128 -m s - out.mp3