Linux 4.5-rc7(最後のrc)がリリースされました
リーナスのロサンゼルス時間で昨日(3/6)の15時頃、
日本時間で今日(3/7)の朝8時頃にLinux 4.5-rc7がリリースされました。
前回のリリースでは「rc7が落ち着いてこなければ、rc8のリリースもあり得る」といったことが書かれていましたが、
どうも落ち着いてきたようで、「rc7が最後のrc」とのことです。
要約すると以下のとおりかと思います。
- この1週間で落ち着いてきたので、rc7が最後のリリースだろうと考えている
- この段階としては大きな変更もあったが、個々のドライバーであるので特別問題とは考えていない
- 変更は至る所に散らばっているが、最も大きなものはシリアルの冗長な(重複する?)ドライバーの削除
- 残りの各修正の占める割合はいつも通り
- このリリースで終わらせたいので、テストをよろしくお願いしたい
また、いつも通り、以下のように翻訳してみました。
まあそんなわけで、物事はこの一週間で最終的に落ち着き、rc7が最終rcで通
常リリースは終わりだろうと考えている。
もちろん、何か厄介な問題が発見された場合、私の意見は変わるかもしれない
が、全体として良さそうに見える。いくつか、この段階としては大きな変更が
あったが、それらは主に個々のドライバーだ。ここでのコミットの多くは些細
な1行から数行の変更であある。恐らく2〜3の大きな変更としては、単にブロッ
クレイヤーがステージングから上がった(ステージングアウトした)くらいだろ
う(そしてそれらは他と比較して「大きい」だけで、絶対的に特別大きかっ
たのではない)。
変更はいたるところに散らばっているが、その約3/4はドライバーである(USB
シリアルの冗長な(重複する?)ドライバーの削除が最も大きな一つのピースで
あるが、他にもcompatサウンド修正、gpu、watchdog、libata、rdma等を含む
いろいろなものが少しずつ入っている)。残りはアーキテクチャ部分の修正
(sparc、x86、mips、arm)、そしてファイルシステムの修正(jffs2、cifs、
ceph、btrfs、だがdentryコードへのバグ修正ではなく、愛のある修正である。
ただしクリーンアップの箇所はある)。
従って、まさにこのリリースで終わらせるべきであるので、テストをよろしく
お願いしたい。なお、事態は良好に見える。
いつも通り、今週何が起きたのかについて詳細な情報を知りたい人のために
ショートログを添付する。
リーナス
# 翻訳にかかった時間は、今回もちゃんと測ったわけではないですが、
# 1時間ほどでした。
#
# 例文を調べないと安心できない癖があり、
# よく出る言い回しでも、暗記ではなく、その都度調べてしまっています。。。